太陽光発電の発電量は季節と天気で全然違う

太陽光の発電量 季節編

当社に設置している太陽光発電の容量は、約5KWです。
一般的に、太陽光の発電容量は1KWあたり年間1,000kWhと言われていますので、5KWの太陽光発電では年間5,000kWhの発電となります。
しかし、毎月安定して同じ容量を発電するわけではありません。
当社では、2022年6月に太陽光発電を設置しましたが、その後毎月の発電量の推移を見てみました。

7月の619.1kWhを頂点に11月まで発電量は減少し、11月から1月までは横ばいとなり、2月からは増加に転じています。
この間の月毎の1日の最大発電量を比較してみますと、6月の30.4kWhだったのに対し、12月は11.5Whと約38%になっています。
発電量がこれほど違う原因は日射量にあります。
日射量とは一定時間に太陽から降り注いでくる放射エネルギーの総量を示すものです。
エネルギーの総量と言われても分かりずらいものですが、身近な例でいいますと冬から春になり、5月の連休頃になると太陽の光がかなり強くなったと感じるのではないでしょうか。これは放射エネルギーが従来より多くなったからです。
実際、藤沢市の月別日射量を見てみますと、3~9月は高く10~2月が低いことが分かります。一番低い11月の日射量を1とすると一番高い5月は1.88倍になります。

                                           出展:NEDO日射量データベース

太陽光の発電量 天気編

太陽光の発電量は、晴天の日と雨の日ではどのくらい違うのでしょうか。
これも当家に設置してある太陽光発電で見てみますと、2022年6月の設置から2023年3月までの間で、1日の最大発電量は2022年6月25日の30.4kWhでした。この日は晴天で、日照時間が12.2時間もありました。
一方、最小発電量は、2022年11月23日の1.1kWhでした。この日は大雨で、日照時間が0時間でした。

季節でも天気でも大きく変化する太陽光発電ですので、太陽光発電で毎日全ての電気を賄うことはできません。ただし、太陽光発電に蓄電池や蓄電池代わりになる電気自動車が加わると、天候には左右されにくく、より電気の自給自足が行える幅が広がります。